|
今宵、あなたのハートを盗んでみせます。
私の名前は望月あんず。晴蘭高校に通うごく普通の高校2年生。
でも私にはみんなが知らないもうひとつの名前があるんだ。
その名も、怪盗アプリコット!
実は、私が生まれた望月家には
"長女は女怪盗となって世の中を影から見守るべし"という
ちょっとおもしろい家訓があるの。
私のお母さんも昔は7代目女怪盗プラムドとして活躍したんだって。
17歳の誕生日を迎えた私は、望月家の家訓通り、
8代目女怪盗アプリコットとしてデビューする事になったの。
でも、正式にデビューするにはある試験を受けなければならなくって。
その試験というのは、元女怪盗プラムド、
つまり私のお母さんからの依頼を成功させる事。
でもね、その依頼内容が聞いてびっくり!
「河村元気、周防篤、屋敷渉、松原大樹、一之瀬知明、
この5人のハートを盗む事」
ハートを盗めだなんてめちゃくちゃだし、
そんな恥ずかしい事できるわけないじゃないってお母さんに言ったんだけど……
「女としての魅力も女怪盗には必須条件よ」って聞いてくれなくって。
しかも、そのハート盗む手助けをしてくれるって男の子まで現れるし……
どうやら望月家と古くから関係がある人物らしいんだけど。
この依頼に失敗したら、女怪盗としての特訓もやりなおし、デビューもお預け。
私、小さい頃からずっとお母さんみたいな怪盗になりたいって憧れてたの。
だから、依頼はちょっと恥ずかしいけど
ステキな女怪盗になれるようにがんばらなくっちゃ!
さて、本日のターゲットは……
「Let's go!」 |
|
|