登場人物達が抱えた過去や現在の問題がホラーとなって少しづつ日常を蝕んでいく、そんな作品で、その中でヒロインとヒーロー達の絆が深まっていく素敵な作品だなと思いました。
シナリオがどれも面白怖かったので、とても楽しく収録させていただきました。

二ノ瀬隼人くんは真っ直ぐのようで真っ直ぐではないというか、根っこが真っ直ぐに歪んでいる部分がとても魅力的だなと思いました。
正しく優しく見える人間こそ、裏に何かを抱えているのかもしれません。
ヒロインとの小気味良いコミカルなシーンも好きですが、隼人くんと隼人くんのお爺さんとの回想が好きでしたね。

ヒロインは最初は儚くて目を離すと消えてしまいそうなそんな印象だったのですが、シナリオが進んでいくごとに自分で前を向く事を選べる意志の強い人なのだなと思いました。

びっくり系が苦手で、友達とホラー映画を見に行った時に映画の中の登場人物と同じタイミングで声出して驚いてしまって「お前のせいで怖くなかったわ」と言われてしまった事があります。

シナリオは本当に先が読めなくて最初に目を通したテキストの段階でとてもヒヤヒヤワクワクしましたので、皆様にもこの体験を楽しんでいただけると思うと楽しみです。
音声とイラストの力でより面白くなっているのだろうと僕も楽しみです。よろしくお願いいたします。