「次は7位の空閑くんか」 | |
「うん。……あ、ちょうど良くこっちに来る」 | |
「?!」 | |
「空閑くん、ちょっといい? あの……」 | |
「ご、ごめんなさい!」 | |
「ちょ、ちょっと空閑くーん! ……ああ、走り去ってったよ」 | |
「彼、女の子苦手だからね。……でも、どうしようか」 | |
「空閑くんの気持ちになって君が回答するとか」 | |
「駄目だろ」 | |
「あの、空閑くんがこっちに逃げてきたんだけど……」 | |
「ご、ごめんなさい……は、話も聞かずに……」 | |
「いや、戻ってきてくれただけでも良かったよ。法月先輩ありがとうございます」 | |
「どういたしまして」 | |
「じゃあ早速空閑くん! 7位のコメントもらえるかな?」 | |
「う、うん…… あの、僕みたいな奴に、こんなに投票してもらえるなんて、嬉しいです……」 | |
「よし、空閑くんがひきつけ起こす前に撤退しよう。じゃあ失礼しまーす」 | |
「空閑くんでしたー!」 | |
「あっ、ありがとう、ございましたっ!」 | |