名高き、後光天凛学院。
知る人ぞ知る、知らない人はまったく知らない、
エリート中のエリートのみが入学を許される超エリート校である。
智と勇を以て、人々を導くリーダーを育てることを理想として設立された。
学院の校訓は『友情』『叡智』『覇道』。
競争を尊び、その結果に得た地位に関して賞賛を惜しまない。
友情を深めることを美しき哉と称え、共に勉学に勤しむ『パートナー』をつくることを奨励していた。
この学院では、年に一度、学期末に『首席』が発表される慣わしがある。
選りすぐりの中の1粒を『選出』し、『表彰』する。
学院の生徒の誰もが、それぞれの理由を抱えながら、『首席』である
『生徒会長』の地位を虎視眈々と狙っていた……。
|