「始まりました、“みになりません、どこまでも”のこのコーナー。
 進行は私、千木良工と」
「? あの、千木良くん? ここはカエル部屋では……」
「ああ、カエル部屋は爆発したわ」
「ばっ、爆発?」
「いや、爆発は嘘やけどな。俺が爆発させたいだけで」
「……えーと?」
「正直ハムとやんのしんどいねん。突っ込み気質が二人集まって何をせいと」
「そ、そうなんですか……
 千木良くんと葉村くんの話以外もあった気がするのですが」
「つーわけで、FDも発売するということで心機一転部屋をこさえた訳やけど」
「流れはわかりました。あの、それで僕がここにいるのは」
「俺の相方に、シマ先生が選ばれました」
「需要、ありますか? いえ、それよりどういう流れで……」
「需要どうのこうのはさておき、WEB担当さんの発言でこの有様です」
「もう少し詳しくお願いしても良いでしょうか」
「スペシャルページで誰と誰の会話がみたいか聞いたら、
 普段みたことない組み合わせがええいう回答が返って来まして」
「はい」
「そこで、とりあえずFDは俺の名前が入ってるし、俺は確定。
 次に相手はとなったときに“小田島先生が珍しいかな?”いう流れになりまして」
「…………」
「そんな単純な理由で登場人物を決めて良いのでしょうか」
「ええんちゃう? 俺はハムよりはやり易い」
「千木良くん……」
「ハムと一緒やと、俺が一方的にいじめてる図式しかできんねん。
 俺の人格が疑われるっちゅーねん」
「あ、成る程。そういう理由だったんですね」
「せや。やり難い言うんは製作者サイドの言い訳やないで?
 俺の優しさが生んだ結果やで?」
「…………」
「そんなこんなで0回目終わりますー」
「“みになりません、どこまでも”のタイトルの由来とかは」
「そのまんまや。
 特に人生の肥やしになる話がある訳でもないから、気ぃつけぇっつー警告やな」
「僕は笑えば良いのでしょうか、この展開」
「ほな、一回目でまたお会いしましょー」
「で、ではー……」

© 2009-2012 TAKUYO CO.,LTD.