「ねえ、芳子。夏バテだったの?」
「ううん。佐希子は?」
「ぴんぴんしてたけど?」
「…………」
「…………」
「さーて、今日もお返事するぞ☆彡」
「はい、NILさんからのお便りです!」
「“友情編で最終的にサヨナラというのはさみしかったです”」
「“後日もからんできて欲しいなぁと思ったので”」
「……友情編って、誰だっけ」
「ええと……葉村くんと空閑くんのところじゃない?」
「他は“放送部”と“幼馴染”だったはず、確か」
「なるほど」
「で、記憶がなくなるのが寂しいってことだよね。これ」
「そうだねぇ」
「まあ、幾ら後々仲良くなれたって、結局寮で過ごしてきた記憶は失っちゃう訳だし」
「そうだね」
「……ん? 失うんだっけ」
「ん? 確か。妖怪がいるってことを表ざたにしないために、だったはず」
「確かに寂しいよね……
 私だったら、佐希子や風羽ちゃんとの思い出がなくなっちゃう訳だし」
「…………」
「そうだな」
「今の間は何だよ後その半笑いは何なんだよ!!」
「失礼な。この顔は生まれつきだよ」
「くっ……!」
「ほら、挨拶挨拶」
「分かってらい!」
「それでは好きなキャラは『意外と萌えた。主人公とのやりとりがほんわかする@米原先生』のNILさんからでしたー!」
「ついにきた……!! 米原先生ありがとう!!」
「普段はあんなに罵倒してるのに……」
「因みにHNがなかった方が前のお便りとこのお便りの間にお二人ほど居ましたが、それぞれ広瀬くんと風羽ちゃんが一位でした」
「…………」
「菅野さんおめでとう!!」
「都合のいい耳だね」
「それではまた来週の水曜お会いしましょう!」
「え、もう終わり? まだ一枚目だよ?」
「うん、終わり。事情は察しろ」
「私が察せても、ここ読んでくれてる人達は察せないだろうよ……」
To Be Continued.

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