「ごめんなさい、今日もお便り返信はお休みです」
「後、千木良くんの出番だと思った方もごめんなさい」
「おい、何を謝る必要がある」
「だって、ほら、ここって千木良くん専用みたいだったから」
「だったとしてもお前が謝る必要などどこにもないだろう」
「う、うん……」
「それにしても凄い雨や風だったな。
 月宿はもう通り過ぎたが、まだ他の地方では雨が降っているのかもな」
「うん、凄かったね。
 僕らは雨とか好きだけど、怪我をなさった方もいるって聞くと素直に喜べないよ」
「……まあ、こういう日のお前は本当に狂気的だからな、普段大人しいくせに」
「そ、そうかな?」
「ああ。お前、前は良く大雨の日に激流の藻々川を泳いでいただろう。
 大層楽しそうに」
「ああ、昔はあったねぇ」
「お前、その度に川の増水を確認に来た村人に
 “河童が出た!”と騒がれてたじゃないか」
「……うん、あったね。
 この土地に河童伝説が根付かなかったのが不思議なくらいの頻度だったね」
「最近は泳いでないんだろう?」
「うん、藻々川も前と違っていろんなゴミがあるから危なくて」
「…………」
「……? 一陽どうしたの?」
「いや、話していたら人間共に対する怒りが」
「お、落ち着いて!
 みんながみんな悪い人ばっかりじゃないって気付いたじゃない!」
「分かっている! ……ほら、今日も清掃活動に出かけるぞ。
 嵐の後でゴミがいたる所に落ちているからな」
「うん! ……それでは皆様、また来週お会いしましょうね」
To Be Continued.

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