「あれ、どうしたんだ?」
主人公「せ、先生ッ!」
「こーら、図書室で大声出したら駄目だろ」
主人公「な、何でここに……? 職員会議はどうしたんですか?」
「ああ、なんか校長の都合で少し遅れるって。……黄朽葉は見つかったか?」
主人公「え?」
「いや、さっき白原に会ってな。いなかったって聞いたから……」
主人公「そうですか……。一応見つけましたよ。もの凄く元気でした」
「そりゃ良かった。もう帰ったのか?」
主人公「いえ、まだ保健室に……」
「そうなのか? じゃあ、俺も様子見に行ったほうがいいな」
主人公(えッ!! い、今来られたら……)
主人公「だ、大丈夫です! 先生は来て頂かなくて平気です!」
「……そうか?」
主人公「はい! 任せて下さい!」
「うん、まあそう言うなら任せるよ」
「……で、それはおいといて。さっきも言ったけど、声、大きいからな?」
主人公「あ、すみません……」
「くっくっ……」
主人公「せ、先生?」
「あ、いや。すまん。いや〜、なんか今日のお前、テンション高いと思ってなぁ」
「んじゃ、俺は職員室戻るから。じゃあな」
主人公「はい」