芳子「ぱんぱかばーん! 人気投票の結果発表でーす!」
佐希子「結果なら、既に張り出されていると思うのだが」
芳子「ん? いや、このコーナーは受賞者に一言ずつ貰おうという企画です」
佐希子「何故そんな面倒なことを?」
芳子「いやいや、入れて下さった方へのお礼も兼ねてさ」
佐希子「なるほどね? ならさっさとインタビューに行くか」
芳子「おう! じゃあ、順位低い方から聞きに行こうか!」

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佐希子「で、終わり」
芳子「え? まだ三人残ってるけど? 風羽ちゃんと広瀬くんと千木良先輩が」
佐希子「甘いな芳子くん。外面の良いとされる千木良先輩だ。私らがいたら本気を出せないだろう?」
芳子「……なるほど」
佐希子「私は広瀬くんがいじめられるところを見たいのだ。なので、インタビューは本人達でやっていただく」
芳子「酷ぇ。……あ、でもそれなら、三位の風羽ちゃんだけは私達でやっちゃおうよ」
佐希子「芳子、世のニーズというものをご存知か」
芳子「ああ、私達でやっても誰も喜ばないと? なら4位までのは一体なんだったのだと問いたい」
佐希子「それはこの後のインタビューの布石だから」
芳子「お前の提案は良く分からんが、分かった。では、引き続き3位〜1位までのインタビューでーす!」
佐希子「菅野さん、宜しくー!」
芳子「……しかし、上位3名が放送部ってすごいな」



風羽「私はこの場に同席してもよいのでしょうか」
広瀬「どうして?」
風羽
162票
「お二方と票差がものすごいのですが」
広瀬
502票
「ああ、そのことか。菅野さんは米原先生と葉村くんと激戦だったね。お疲れ様です」
風羽「ありがとうございます。広瀬くんこそ、お疲れ様でした」
広瀬「……本当ね、お疲れだよね」
風羽「最後の最後で抜かれるとは、誰が予想できたでしょう」
広瀬「いや、終了日数日前からその気配はしてたけどね」
風羽「そうだったのですか?」
広瀬「うん。……本当、あの人にものすごく似合った追い上げ方だよ」
広瀬「真後ろでニヤニヤしながら焦らしてくるって言えばいいのか、もう的確な表現が思い浮かばないけど」
風羽「とりあえずニヤニヤしているのだけは想像できます」
広瀬「ああ、うん。見える。目を閉じてもなお見える」
千木良
503票
「なんや、ジミー。そんなに俺のことが好きやったんか?」
広瀬「…………」
風羽「先輩、一位おめでとうございます。そのニヤニヤは嬉しさからですか?」
千木良「当り前やろ? 二位の人間いじめるのが楽しみやった訳やないで?」
広瀬「言っちゃってるじゃないですか!!」
千木良「全く、全力でネタを作ってくれた皆さんにはよう感謝しとりますわー」
風羽「ネタ?」
千木良「完全なるネタやろ。最終日に俺が一票差で勝つて」
広瀬「ご自分に人気があったとは思わないんですか?」
千木良「さあ? 別にそういうことには興味ないし分からん」
風羽「先輩の興味があることとは」
千木良「そらお前、二位の人間を……」
広瀬「もういいです! 止めてください!!」
千木良「止める訳ないやん、アホかお前」
広瀬「…………」
風羽「千木良先輩、質問です」
千木良「あん? なんや三位」
風羽「もし千木良先輩が二位で、広瀬くんが一位だったらどう声を掛けたのですか? 広瀬くんに」
千木良「そんなの“一位の広瀬さん、おめでとうございますぅ!
 どんなお気持ちですかー? 一位はー”っつー感じで攻める」
広瀬「どちらにしろ先輩と順位が近いとそういう目に遭うってことですね、要は」
千木良「そうや。ありがたく思い?」
広瀬「何をどうありがたく思えと……!!」
風羽「そういえば、法月先輩の姿が見えません」
千木良「触れてやるな菅野。アイツ、攻略キャラ中最下位やってんから」
風羽「なんと」
広瀬「その言い方もリアル過ぎて逆に触れにくいじゃないですか」
風羽「では私は法月先輩の様子を見てきます」
広瀬「……あ、じゃあ俺も一緒に」
千木良「ジミー? 折角やし、俺とトークせえへん?」
広瀬「嫌です。自ら寿命が縮む道を選択したくありません」
千木良「残念やなぁ……でも、菅野はもう行ってもうたで?」
広瀬「菅野さん……!! 少しは俺にも構って……!!」
千木良「はい。という訳で、投票にご参加頂いた皆様、有難う御座いましたー」
広瀬「有難う御座いました……」
千木良「で、広瀬。感想は?」
広瀬「自分に似合った最後だなって思いました。一票差ってあたりとか」
千木良「そうやな、お前に似合う最期やな」
広瀬「“最後”です、“最期”じゃなくて。……で、先輩も感想どうぞ」
千木良「面白い結果をありがとうございましたー」
広瀬「鬼!」
芳子「以上です。第一回アンケート、お付き合いくださった皆様有難う御座いました!」
佐希子「実に面白い結果で、私は満足です」
芳子「酷いこと言ってるなぁ……。でも、なんとか48みたいだね。この結果」
佐希子「おい、一緒にするな! 怒られるか寝首を掻かれるぞ!」
芳子「おっと、そいつは勘弁だ。ところでここで裏情報を一つ」
佐希子「なに? 急に」
芳子「攻略対象キャラのMAPシナリオって通常8個なんだけど、広瀬くんって7個しかないんだよね」
佐希子「え、どうして?」
芳子「単純に最初から7個しか用意してなくて、誰も“一つ足りない”という異変に気付かなかったらしい」
佐希子「わお」
芳子「ま、音声収録後に気付いたから、どうしようもなかったんだけどね!!」
佐希子「酷いな。まあ、該当者が広瀬くんだから、笑い話にもなるが……」
芳子「佐希子も充分酷いこと言ってるじゃん」
佐希子「気の所為だ。さて、結果発表は楽しんでいただけましたでしょうか?」
芳子「それでは皆さん、機会があったらまたお会いしましょう! さよーならー!」
芳子「……ねえ、ところでアンケート2の五月病の方はこういうのやらないの?」
佐希子「やらん」
芳子「やらんのか」
To Be Continued…

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